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料理のお話 女将の日記 ℡34-7313延岡市柳沢町1ー1-1
by azumaiti


<五ヶ瀬川と大瀬川の中州に位置する、飲食街のなかにある店 「八雲」 >

 ドアを開け、一歩足を踏み込むと、静かな雰囲気の漂う店内にて、「一日の疲れを、癒せる。」世界の始まり。
 店内に入り右手に向かうと、通路の左側に、座敷の間(掘りコタツ式の為足が伸ばせ、ゆっくり6人座れる)が2間あり、襖を取り除きオープンにする事により、12~16人余裕をもってくつろげる座敷となる。又、襖で仕切ることにより、密室ともなる。
 反対の右側には、6人掛けのテーブル(4人は座で2人は椅子)がある。正面には、カウンターがあり、奥から、マスターの「一癖ありそうな」顔が見える。
つまり、店内の何処に座るかにより、3種類のそれぞれ違った楽しみのある店。
私は、1人の時は、7人掛けのカウンターの真ん中に座るのが好きである。なぜなら、私を挟み両側にて他の客の会話があっても、両側ということもあり何故か気にならぬものである。
それより、目の前の新鮮な食材を眺め、なにを注文しようか思いながら、1杯やるのがいい。
それと、「マスターの鬼瓦みたいな顔」の変化を見つめてみるのも楽しい。
 しかし、欲を言わせて貰えるのなら、カウンターの席を1席取り除いて頂きたいもので、さらに、肘乗せのある椅子ならばなお嬉しい。理由は、男7人肩を並べると少々窮屈であり、出来ることなら余裕をもってくつろげる「止まり木」を望みたいものだ。
 店の料金としては、少々高い(ピンキリで安く飲むことも出来る。つまり、高級志向もあるという事)けれど安っぽい居酒屋では味わえない、美味しく質の良い料理を味わえる落ち着きのある店であり、客層の質も良くマナーの悪い客は見当たらない。
 店の雰囲気はこれくらいにして、料理については、1番お勧めは、新鮮この上ない魚であろう。
 私の過去の思い出の中に「バッテラ」を食べたいと注文した時、「出来るけど出来ない」と言う返答に首をかしげたが、魚によっては、今日はその料理には向かない為作りたくないというマスターのこだわりの許されない部分にこそ、「店の魅力」を感じた。
 料理とは、それぞれの好みある為一概に私の好みを言うつもりは無い。しかし、席に座り、まず出されるお通しをまず見て次に味合う事により、「八雲という店全体の凝縮」を知ることになるであろう。
 この店の良さは、料理屋である限り料理の価値は勿論であるけれど、その料理に、より一層の花を添えるのが、女将の人「明るい笑顔」である。
by azumaiti | 2008-04-07 11:10 | お客様の一言
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